Scratchでmicro:bitの拡張機能を使う(その4)曲のデータを楽器の音で鳴らす

前回の続きでScratchでmicro:bitの拡張機能と音楽拡張機能を使ってみます。今回は曲の音階のデータをScratchのリストに登録してmicro:bitから鳴らしてみます。

前回までの環境設定が出来ている前提です。
以下のような順番で書きます。
1.ドレミファソラシドの音をリストに登録する
2.登録した音階をmicro:bitのボタンを押した時に鳴らす
3.簡単な曲のデータを登録する
4.登録した曲をmicro:bitのボタンを押して鳴らす

順番に書きます。

1.音階のリストを登録する
Scratchのリストについては以下で書きました。
Scratchでリストを使う(その1)基本編
Scratchでリストを使う(その2)応用編
ここでは、まずは、変数ブロックの「リストを作る」から「音リスト」という名前のリストを作ります。

同時に変数ブロックの「変数を作る」から「通し番号」という変数も作ります。

以下が出来た状態です。チェックが付いているので内容が表示されます。

ここにドレミファソラシドの音を登録します。リストの左下の+マークから追加出来ます。この数字は楽器を鳴らすのブロックで表示される音です。

この音の数値です。

ド => 60
レ => 62
ミ => 64
ファ => 65
ソ => 67
ラ => 69
シ => 71
ド => 72

通し番号は特に設定しなくていいです。
これで音階のリストは完成です。

2.登録した音階をmicro:bitのボタンを押した時に鳴らす
まず通し番号の初期化を作ります。ここではmicro:bitが傾いたときに通し番号を1に設定します。もちろんどんな方法でもいいですが1に初期化する方法が必要です。

次に音階のリストの順番に音を鳴らします。
以下のように作成しました。

これでmicro:bitのどちらかのボタンを押せば順番に音階が鳴ります。下のmicro:bitの写真で見える左右どちらかのボタンです。
最初に戻す(通し番号を1に設定)にはmicro:bitを傾ければいいです。

3.簡単な曲のデータを登録する
ここまで出来れば音階のデータを何かの曲の音にすればその曲を鳴らすことが出来ます。
リストのデータを削除するにはデータを選択して×で削除出来ます。

これで一度全て削除して登録すればいいです。

ここでは「かえるの歌」正確には「かえるの合唱」かもしれないですがこれを登録します。
以下のような順番です。
ドレミファミレド ミファソラソファミ
ドドドド ドドレレミミファファ ミレド

これを上の数字で登録すればいいです。

4.登録した曲を鳴らす
数値が登録出来れば音階の時と同じようにボタンを押せば音が鳴ります。
覚えている感じでいいので歌う感じでボタンを押せば曲になるでしょう。

音を鳴らす時間は短い方がいいようです。

このデータを含むScratchのプログラムは以下からダウンロード出来ます。
Scaratchプログラム

今回はここまでです。