前回の続きです。プログラミングのオンライン実行環境であるpaiza.ioを使ってみます。前回はPython3で簡単なプログラムの実行確認と入出力を試しました。今回はファイルを複数に分けてモジュールを書いてみます。実際の処理は特に何もないのでとにかく複数のファイルで書くということがポイントです。
以下のページで書いたことをpaiza.ioでやります。
Pythonでの関数定義と関数呼び出し
Main.pyを作成する
以下のMain.pyをpaiza.ioへ入力します。
import sub if __name__ == '__main__': print("main関数") sub.subFunc1() sub.subFunc2()
ここまではいいと思います。
sub.pyを作成する
今回の重要な点です。sub.pyというファイルを作成してモジュールを入力します。
+のタブから新規ファイルを作成します。
初期状態のFile1をクリックしてファイル名の編集をします。
ここにsub.pyと入力して保存します。英字の大文字と小文字は区別されるようなのでここでは全て小文字で入力します。
ここに以下を入力します。
def subFunc1(): print("サブ関数1") def subFunc2(): print("サブ関数2")
実行する
緑色の実行ボタンから実行します。以下のようにモジュールを呼び出すことが出来ました。
重要なのは拡張子付きのファイル名を正確に指定することです。
データファイルとしても使えます
以下のようなプログラムを用意します。プログラムと同じディレクトリのabc.txtを読み込んで内容を表示するプログラムです。
abc.txtというファイル名で例えば以下のようにデータを用意します。
実行すると正常に出力画面にabc.txtの内容が表示されました。
まとめ的に
実務でも本当に小規模のプログラムでなければ複数のファイルに分けて開発することになりますが、paiza.ioでも複数のファイルに分割して開発することが出来るということです。学習にも有効で、ユーザ登録をすればGitHub(Gist)連携も出来るようなのでぜひやってみて下さい。
今回はここまでです。次回はこのpaiza.ioで複数のC言語系のプログラミング言語を実行してみます。次回へ進む