Windows10でWSLを利用してLinuxを利用する(Debian導入編)

前回の続きです。前回はWindows10でWSLを有効化するところまで書きました。今回はLinuxのディストリビューションであるDebianを導入して起動するところまで書きます。

Linuxのディストリビューションとは
LinuxのディストリビューションとはウィキペディアのLinuxディストリビューションから引用させて頂くと以下のようになります。

Linuxディストリビューションとは、Linuxを一般利用者がインストールしたり、利用できる形にまとめ上げたもの(頒布形態)。

それでは、ディストリビューションではなくて、Linuxという意味では、もちろんOSのことなのですが、OSの本体という考え方ではカーネルという概念があります。またウィキペディアのカーネルから引用させて頂くと以下のようになります。

カーネル(英: kernel)は、階層型に設計されたオペレーティングシステム (OS) の中核となる部分である。

要するにLinux本体だけでは利用が難しいので、様々な団体、企業が(個人レベルでもあるかもしれないですが)ディストリビューションとして提供しています。これを利用すればより簡単にLinuxが利用出来ます。そのディストリビューションですが、無料版もあれば有料版(商用版)もあります。

以下、比較があります。
Linuxディストリビューションの比較

WSLでのLinuxディストリビューションの導入
以上を踏まえて、前回のWSLでLinuxディストリビューションを導入してみます。

まず、Microsoft Storeを起動します。起動方法で簡単なのは検索ボックスからMicrosoft Storeと入力して結果から起動する方法です。

起動したら右上検索ボックスを開きます。今現在では以下のような画面です。

ここでLinuxと入力して検索を実行します。今現在では以下のようになりました。

検索結果の画面が切れていますが、今現在で70のアプリが公開されているようです。もしあれば目的のアプリ(Linuxディストリビューション)を選択して頂ければいいのですが、ここでは一番始めのDebianを選択します。

インストールを実行します。

インストールが完了すると以下のように起動出来ますので起動します。

コマンドラインの画面が表示されインストール中のメッセージの後にユーザ名とパスワードを入力します。何でもいいので入力して覚えておいて下さい。

次からの起動はWIndows10スタートメニューのDebian GNU/Linuxから起動出来ます。
検索ボックスから以下のように検索出来て起動出来ます。

以上でDebianの導入が完了しました。実際にはここからですので、続きは次回に書きます。