Windows10でWSLを利用してLinuxを利用する(パッケージ管理システム)

前回の続きです。前回はWSL(Debian)とWindows10とのファイルの関係について書きました。今回は、パッケージ管理システムについてです。

パッケージ管理システムとはWikipediaのページから引用させて頂くと以下のようになります。

パッケージ管理システムとは、OSというひとつの環境で、各種のソフトウェアの導入と削除、そしてソフトウェア同士やライブラリとの依存関係を管理するシステムである。

ということでWSLのDebianでパッケージ管理システムを使ってみます。Debianのパッケージ管理システムでは以下の3つのコマンドが利用出来ます。
apt
apt-get
aptitude
何で3種類もあるかということですが、推奨としては、aptのようです。(※以下からです。)
Debian管理者ハンドブック 6.2. aptitude、apt-get、apt コマンド
但しですが、実際によく使われているのはapt-getではないでしょうか。ということでapt-getを使ってみます。

Debianを最新の状態にする
まずは以下を実行します。sudoはスーパーユーザ(特権)での実行(パスワードが必要になります。)で、サーバーからパッケージ・リストを入手します。実際に実行する場合はインターネットに接続している状態で実行します。
$ sudo apt-get update

以下のように実行出来ました。

次に以下を実行します。[Y/n]はYを入力して継続します。
$ sudo apt-get upgrade
以下のように実行出来ました。

ここまでの処理はたいした時間はかかりませんでした。これでとりあえずは最新の状態になったのでしょう。但し、まだサーバ類、開発環境等何もない状態なので実際の利用はここからです。とにかくLinux系では必要に応じて自分で環境を構築していく必要があります。その際にこのパッケージ管理システムを利用します。

今回はここまでです。