前回はWSLのDebianにWebサーバのapache2を導入しました。今回はプログラミング言語のpythonのバージョン3系を導入して動作確認します。
pythonのバージョンについて
今現在pythonはバージョン2系とバージョン3系があります。バージョン2系は2020年終了予定です。そのためここではバージョン3系を導入します。パッケージ管理で導入出来たのは、Ver3.5.3です。既に新しいバージョンも公開されているようですが、学習が主な用途と考えてここでは最新バージョンにはこだわらないことにします。
python3の導入
以下のパッケージ管理コマンドで導入しました。suのパスワードが必要です。
$ sudo apt-get install python3
以下のように進みました。Yを入力して進めます。
途中省略で以下のように完了しました。
python3の動作確認
以下を実行します。
$ python3 -V
以下のようにバージョンが表示されれば導入は完了しているはずです。
Hello Worldプログラムの実行
プログラミングの導入ではおなじみのHello Worldと表示するプログラムを実行します。
まずは逐次実行の方法です。以下のpythonの実行環境を起動します。
$ python3
ここで、以下のようにprint(“Hello World”)と入力します。printに()かっこを忘れないで付けて下さい。Hello Worldと表示されれば正常終了です。
python3を終了するにはquit()と入力します。
次に、Hello Worldプログラムをファイルに保存して実行する方法です。nanoか別のエディタでhello.py(任意のファイル名でもいいです。)のファイルで以下のように作成して保存します。
以下のように実行します。別のファイル名で保存した場合はそのファイル名を指定します。Hello Worldと表示されれば正常終了です。
$ python3 hello.py
このように実際にはファイルにプログラムを記述して実行することがほとんどです。しかしですが、たまにちょっとした動作確認で最初の逐次実行を利用する場合もあります。
実際のプログラミングについてはここからですが、今回はpython3の環境設定までとします。