Scratch Desktop版のインストールから動作確認まで

ScratchとはMITメディアラボが開発したプログラミング言語学習環境です。プログラミング言語ですが実際にはGUIベースで視覚的に使えるので幅広くプログラミングの学習に向いていると思います。ここではそのデスクトップアプリ版をWindows10にインストールして動作確認までを行います。

Web版とデスクトップ版について

Scratchにはブラウザから利用出来るWeb版があります。今現在、Scratch 3.0がリリースされて利用出来るようになっています。こちらを利用すればわざわざインストールしなくてもいいのですが、デスクトップ版ですとネットに接続していない時でも利用出来るメリットがあります。

ダウンロード

今現在以下からダウンロード出来ます。
https://scratch.mit.edu/download

ここではWindows10なのでWindowsを確認してダウンロードボタンからダウンロードします。

インストールと起動確認

ダウンロードしたファイルを実行します。自動的にインストールが開始され完了しました。Scratch Desktopのアイコンがデスクトップに出来ました。このアイコンから実行します。

Hello Worldプログラムを作成する

Hello Worldプログラムを作成してみます。
まずはイベントのブロックを表示します。

その状態で旗(フラッグ)がクリックされたときを配置します。このScratchのプログラムを組み立てる部品をブロックと呼んでいます。このブロックが格納されているところをブロックパレット、配置するところをスクリプトエリアとそれぞれ呼んでいます。

次に、見た目のブロックパレットから「こんにちは!と言う」のブロックを配置(接続)します。

ここで実行します。緑の旗(フラッグ)をクリックします。

猫のキャラクターがこんにちは!と言いました。

言葉をHello World!に変更します。こんにちは!の部分をHello Worldと書き替えます。

再度実行します。Hello World!に言葉が変更されました。

このようにブロックを組み合わせてプログラムを作成します。このブロックを組み合わせてプログラムを作成するという特徴から主に子供向けの教育用に利用されていますが、大人でもいきなりpython等のプログラミング言語を使うより視覚的にプログラムを理解出来ると思います。

以下ではpythonでHello Worldプログラムを書きました。比較してみて下さい。
Windows10でWSLを利用してLinuxを利用する(python3の導入)

ブロック、ブロックパレット、スクリプトエリアの詳細は以下を参照して下さい。
ブロック
ブロックパレット
スクリプトエリア

今回はここまでとします。