Windows10でWSLを利用してLinuxを利用する(PHPの導入)

Windows10でWSLのDebianの環境を構築するシリーズです。今回はPHPを導入します。
apache2は以下で導入しました。既にこのようにapache2が導入されているとして進めます。
Windows10でWSLを利用してLinuxを利用する(Webサーバのapache2の導入)

PHPの導入

ここではPHPのバージョンは最新にこだわらないで導入できるバージョンで導入します。パッケージ管理で以下のように導入しました。
$ sudo apt-get install php

途中省略で以下のように完了しました。

コマンドラインで確認

phpコマンドでバージョンを確認します。7.0.33-0+deb9u1というのがインストール出来たようです。

Webサーバでphpinfo()を実行

/var/www/html配下に以下のファイルをinfo.phpとして作成して保存します。

ブラウザからアクセスします。私の場合はポート番号を81に設定したのでそのポート番号を指定してinfo.phpにアクセスします。以下のように表示されました。

エラー表示を有効にする

デフォルトの設定のままでは、phpで実行エラーになった時にエラー内容が表示されません。ここではもちろんテスト環境なのでエラーを表示するようにします。設定ファイルの該当する項目を変更します。

上記のphpinfo()の出力からphp.iniは、/etc/php/7.0/apache2配下にあります。そのphp.iniの462行目にあった、display_errors をOnに変更します。

エラー表示をテストする

以下をブラウザから表示します。正しく表示されます。

これをわざとエラーが出るようにします。それでエラー表示されるか確認します。

エラーが表示されました。これで必要な場合にデバッグが出来ます。

最低限のPHPの動作確認が出来たとして今回はここまでです。