ScratchとPythonで乱数の生成

ScratchとPythonで乱数の生成を試してみます。
なぜScratchとPythonの両方でやるかというとScratchはビジュアル系でPythonはプログラム言語系だから両方でやると変数等も関連させて分かりやすいかなと思ったからです。

Scratchからやります
ここでのScratchはScratch Desktopです。インストール方法等の導入関連は以下で書きました。
Scratch Desktop版のインストールから動作確認まで

サイコロをイメージして1から6までの数字を生成して表示させます。以下のように表示出来ました。

コード部分が以下です。

変数xはブロックパレットの変数カテゴリの中に「変数を作る」というボタンがあるのでここからボックスを開いて変数名にxと入力して(すべてのスプライト用のまま)作成します。

ポイントは緑色の乱数ブロックです。ここでは1から6までの整数を生成しています。ブロックは色分けされているのでその他のブロックがどこにあるのかは色で探していけばいいと思います。

あとは以下のような処理です。
生成された1から6までの整数を変数xに代入しています。
そのxを表示しています。

実行結果が以下です。(※ここでは猫は動きません。)

ここでは2が表示されました。もちろん続けて実行すると別の結果が出ます。

乱数ブロックのマニュアルは今現在以下で見ることが出来ます。
() から () までの乱数 (ブロック)

Pyhonでもやってみます
以下のようなプログラムを書きました。Python3.5.3です。

これを実行すると以下のような結果が出ました。ここでは6が出ました。

Scratchの場合と同様に変数xに生成された整数を格納して、そのxを表示しています。
モジュールのドキュメントは以下から見ることが出来ます。
random — 擬似乱数を生成する

実際にはこの乱数を利用してその次の処理に進むことになりますが、今回はここまでにします。
続きは、ScratchとPythonで乱数の生成(その2)判定です。