前回の続きです。前回のプログラムに結果の判定処理を追加します。またScratchとPythonで書きます。サイコロをイメージして1から6までの数字を生成して、4,5,6の場合は「あなたの勝ち」と表示して1,2,3の場合は「私の勝ち」と表示します。
Scratchからです
コード部分が以下です。いつも書いていますがブロックの色で何を使っているかが分かるかと思います。
今回追加したのが、「もし なら でなければ」のブロックのかたまりです。乱数の変数xが3より大きいかどうかを判定して言う内容を変えています。x > 3 のxは変数ブロックです。変数ブロックにしないと正しく判定出来ません。
Pythonでもやります
プログラムが以下です。処理自体が式ですのでScratchよりスッキリした感じがしますがいかがでしょうか。
import random x = random.randint(1,6) print(x) if(x > 3): print('あなたの勝ち') else: print('私の勝ち')
実行例が以下です。ran2.pyというファイルに保存してpython3で実行しています。実行結果はただのテキストですが、判定は出来ました。
最後にPAD図で書きます
PAD図(PadTools)でも書きました。Scratchのように処理を日本語で書きました。
残念ながらPAD図はプログラムではないので実行できませんが、Scratchと比較するとブロックと線での書き方の違いが分かるかと思います。
またPythonと比較するとこの処理がPythonで実現出来ているのが分かるかと思います。
以上、簡単な処理ではありますが乱数を使って条件判定と処理の分岐が出来ました。
続きは、ScratchとPythonで乱数の生成(その3)繰り返しです。