Scratchの拡張機能を利用して簡単な音楽を演奏してみます。音楽の演奏そのものが目的ではなく、プログラムの学習の一環ということで本当に簡単な曲を演奏してみます。ベースにはMIDIの技術があってMIDIシーケンサーソフトのようなことが出来るようです。(※ですので、もし本格的に音楽を制作する場合は専用のソフトウェアを利用した方がいいと思います。)
先に準備から
Scratch(ここではScratch Desktopです。)を起動して左下の+の付いているアイコンから拡張機能の画面を開きます。
拡張機能の画面から左上の音楽を選択します。
これで以下のように音符のアイコンが表示されて音楽演奏のブロックが表示されました。
演奏をするにはどうするのか
まずは演奏の手順確認ということで以下を順番にやってみます。
テンポを決める
楽器を決める
テンポに合わせて音階の一部を演奏する(音を鳴らす)
テンポに合わせて休符を入れて音階の一部を演奏する(音を鳴らす)
今現在のマニュアルページは以下です。ぜひ一緒に見てください。
音楽拡張機能
テンポを決める
テンポのブロックを選択して任意のテンポ(ここでは120)を設定する
(※画像は全てクリックで単独表示されます。)
楽器をきめる
楽器のブロックを選択して任意の楽器(ここではピアノのまま)を設定する
ドの音を一拍鳴らす
音符を鳴らすブロックでドを一拍鳴らすに設定する
音を確認します。音量は注意して音を鳴らします。プログラム全体をクリックすれば設定した音(ここではドの音が一拍)が鳴ると思います。
ドレミを一拍ずつ鳴らす
ドの音を同様にレミ以下のように設定しました。
休符を入れてドレミ、ファソラと鳴らす
ドレミの後に一拍休み、続けてファソラと一拍ずつ鳴らします。
和音(複数の楽器)はどうするのか
ここではピアノでドレミとミファソを同時にならしてみます。ここでは以下のようなやり方でやってみます。
まず今までのようにドレミを一拍ずつ鳴らします。但し最初にフラッグのイベントを付けます。フラッグはイベントを選択すると表示されます。
次に同じブロックのかたまりをもう一つ作成します。そして新規作成した方でミファソを鳴らします。
フラッグのイベントで同時に鳴ります。
それにしても地味な作業だと思います。音楽の要素である音色(楽器)、テンポ、拍数、休符、和音といったものを意識してのプログラムの一環として音を鳴らすところまでやってみました。
次回はせめて何かの曲のメロディーの一部を演奏します。次回を表示する