Scratchで簡単な音楽の演奏(その2)メロディー

前回の続きです。前回はScratchの拡張機能の音楽演奏で音を鳴らすところまで書きました。今回は音楽演奏を意識して簡単ですがメロディーを演奏します。そしてその演奏をWindows10で録音します。以下から録音した演奏を再生出来ます。ピアノの音色で高音部分のバランスが気になるところもあるのですがここでは気にしないことにします。


メロディーの演奏
メロディーは何の曲にすればいいかと考えたのですが、著作権フリーで誰でも知っている簡単そうな童謡の曲で「夕焼け小焼け」を選択しました。以下が楽譜です。この楽譜は楽譜作成ソフトウェアのmusescoreで自分で作成しました。今回はこのメロディーを演奏するところまで書きます。

Scratchでの入力方法は前回の通りということで早速入力します。四分音符が多くてその四分音符が一拍で、一個だけある八分音符が0.5拍ということなどを意識してひたすら入力して途中経過は確認すればいいと思います。以下のようになりました。

といっても全て表示出来ないのでScratchのプログラムを以下にアップロードしました。zip形式の圧縮ファイルです。必要な場合はこのプログラムをScratchメニューでファイル => コンピュータから読み込むから読み込んで下さい。
yuuyakeMelo1

あとScratchの音楽拡張機能の説明は以下です。合わせて見てください。
音楽拡張機能

演奏の録音
以下のような手順で録音します。(※Windows10の録音デバイスの設定を変更しますのでこういった設定をしたくない場合は単純にスピーカーから出る音を別の録音デバイス(スマホ等でも)で録音すればいいと思います。)

録音デバイスをステレオミキサーに設定する
ボイスレコーダーでScratchの演奏を録音する

録音デバイスの設定
コントロールパネルを起動して(簡単に起動するにはWindows19の検索ボックスから起動するのがいいと思います。)サウンドを検索します。以下の画像はサウンドを検索した状態です。

ここから一番上のサウンドを選択します。

以下のような画面が起動されます。2番目のタブの「録音」を表示します。

以下が「録音」タブを表示した状態です。

ステレオミキサーを選択して右クリックから有効化します。

以下が有効になった状態です。

もう一度右クリックで既定の通信デバイスに設定するを選択して設定します。

以下が設定完了した状態です。

以上で録音デバイスの設定は完了です。(※これでマイクからの録音が出来ないと思いますので必要な売は必ず設定したことを覚えておくか録音が終わったらマイクに戻しておいて下さい。)

ボイスレコーダーでの録音
ボイスレコーダーを起動します。以下はWindows10の検索ボックスから起動しています。

以下が起動出来た画面です。

Scratchを起動しておいて演奏を開始出来る状態にします。
ボイスレコーダーのマイクをクリックして録音を開始します。ただちにScratchの演奏を開始します。
演奏が完了した時点でボイスレコーダーの録音を停止します。以下が停止した状態です。

保存されたファイルを選択して録音されているか確認します。以下は再生している状態です。

録音されたファイルは私の環境ではドキュメントフォルダ配下のサウンドレコーディングという名称のフォルダに保存されました。これを必要に応じて形式変換等をしてから利用します。

以上でメロディーが演奏出来て録音するところまで確認出来ました。今回はここまでです。次回はこのメロディー以外に楽器のパートを追加して演奏するイメージでプログラムを追加します。次回へ進む